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肩こり
首・肩こり、頭痛に関する施術レポート
毎日首や肩のこり、頭痛で悩まされていましたが、今は以前に比べると、
とても楽になりました。
◎ 来院時の状況
2011年3月来院。主訴は首・肩こり、頭痛。ペインスケール(PS)は「8」。就職後パソコン作業を始めてからずっと続おり、薬やシップなど対症療法で痛みを軽減させてきた。また、3ヶ月前から左股関節痛、左膝痛を発症。PSはそれぞれ「3」「2」。整形外科でレントゲン検査を受けたが異常なしとの診断を受けた。
下肢の痛みが発症する以前は月に一度バスケットをしていたので、痛みや不快感を解消しまた運動を再開したいとのことで来院された。
◎ カイロプラクティック検査
・整形外科テスト
可動域検査
頚椎 屈曲28°(+) 伸展28°(+)
回旋右38°(+) 回旋58左°(+)
側屈右30°(+)
腰椎 屈曲70°(+) 伸展20°(+)
側屈右20°(+) 側屈左20°(+)
梨状筋テスト左(+)
外転ストレステスト左(+)
膝蓋骨圧迫テスト左(+)
・姿勢分析画像テスト(右頁、以下「CPテスト」)
・触診
AX-PL C3-PR T4-PL T6-PR T8-PRS L2-PR L4-PL
◎ カイロプラクティック的診断
整形外科テストと可動域検査において制限が大きく、触診でも問題箇所が見うけられたためCPテストの中心に分析した。
側面では、頭部が突出(身体の鉛直線からの角度が理想値は0°に対し「18.5°の前傾」が認められた)しており、頭部の有効重量が+4.1kgと負荷が大きい(A-1)。これは、パソコン作業における不良姿勢(モニタに集中するあまり頭部が前傾しキーボードやマウス操作のために肩が内旋)を10年近く続けてきたため、筋バランスが崩れ、脊柱まで歪みが蓄積してしまった結果であると考えられる。
前面では、右肩降下、骨盤左降下、左膝降下、左足外旋(B-1)、後面では、左肩下降、骨盤左降下、右膝降下が認められ、体幹のねじれが確認できる(C-1)。
骨盤左が下降、下肢左が外旋し、重心が左に移動していることから、左股関節、左膝の負荷が増大し、トラブルが起きやすい姿勢と考えられる。
左膝靭帯の不安定性や、膝蓋骨深尺の疼痛または膝蓋骨大腿関節炎、膝蓋骨表尺の疼痛は膝蓋前渇液包炎が疑われる。
◎ 施術計画
・目的
頸椎と腰椎のサブラクセーションをアジャストメントにより解消し、正常な生理弯曲を回復。頭部突出、骨盤の歪みによる姿勢バランスの崩れと、体幹全体のねじれを解消することで、左下肢の負担を軽減させ、神経圧迫を取り除いていく。
・施術頻度
週に2回程度の施術を4週間(計8回)継続し、再度カイロプラクティック検査を実施。検査結果に改善が確認できたので、施術頻度を週に1回程度を10週間(計10回)継続し、CPテストを行った。
◎ 結果と現況
左股関節痛は1回の施術で痛みがなくなり本人も喜んでいる様子でした。左膝痛は痛みが軽減され現在は違和感が残る状態。首・肩こり、頭痛は施術回数を重ねるごとに良くなっており、PSは「8」から「2」まで軽減した。
初診時に観察された姿勢の悪化も明らかに改善された。
2011年7月現在は2週に1回程度のペースで通院を継続中。身体の状態に合わせ筋力アップやストレッチを織り交ぜた姿勢バランスを改善するエクササイズを開始し、歪みにくい身体づくりを始めている。
◎ 対象者コメント
「来院時は毎日首や肩のこり、頭痛で悩まされていましたが、今は以前に比べると、とても楽になりました。この夏は1週間海外旅行に行ってきます!」とうれしそうに話してくれた笑顔が印象的でした。
とても楽になりました。
鉛直線からの角度の比較 (理想の角度は0°) |
鉛直線からの距離の比較 (理想の距離は0cm) |
水平線からの角度の比較 (理想の角度は10°前傾) |
||||||
身体の部位 | 3月22日 | 7月9日 | 基準のポイント | 3月22日 | 7月9日 | 3月22日 | 7月9日 | |
頭から肩 | 18.5° 前方 |
14.6° 前方 |
頭部 | 1.8cm 前方 |
0.6cm 後方 |
骨盤 | 6.5° 前方 |
13.3° 前方 |
肩から骨盤 | 5.7° 後方 |
6.7° 後方 |
肩 | 1.8cm 後方 |
3.4cm 後方 |
|||
股関節から膝 | 0.6° 前方 |
1.9° 前方 |
骨盤 | 2.2cm 前方 |
1.1cm 前方 |
|||
膝から足 | 4.1° 前方 |
0.1° 前方 |
股関節 | 3.1cm 前方 |
1.5cm 前方 |
|||
膝 | 2.7cm 前方 |
0.1cm 前方 |
水平線からの角度の比較 (理想の角度は0°) |
鉛直線からの距離の比較 (理想の距離は0cm) |
|||||||
身体の 部位 |
11月11日 | 3月19日 | 基準 ポイント |
11月11日 | 3月19日 | 基準 ポイント |
11月11日 | 3月19日 |
肩 | 1.5° 右方 |
0.2° 左方 |
前頭 | 0.7cm 左方 |
0.6cm 右方 |
骨盤 | 0.8cm 左方 |
0.2cm 左方 |
骨盤 | 2.8° 右方 |
0.6° 左方 |
肩 | 0.3cm 左方 |
0.2cm 左方 |
膝 | 0.2cm 左方 |
0.2cm 右方 |
膝 | 1.2° 左方 |
1.7° 右方 |
へそ | 1.2cm 左方 |
0.7cm 右方 |
つま先 | 2.1cm 左方 |
0.0cm 左方 |
水平線からの角度の比較 (理想の角度は0°) |
鉛直線からの距離の比較 (理想の距離は0cm) |
|||||||
身体の 部位 |
11月11日 | 3月19日 | 基準 ポイント |
11月11日 | 3月19日 | 基準 ポイント |
11月11日 | 3月19日 |
肩 | 1.0° 左方 |
0.9° 左方 |
肩 | 1.8cm 右方 |
1.2cm 右方 |
骨盤 | 1.8cm 右方 |
2.4cm 右方 |
骨盤 | 1.6° 右方 |
0.3° 左方 |
第7頸椎 | 1.8cm 右方 |
0.5cm 右方 |
膝 | 0.5cm 右方 |
0.4cm 右方 |
膝 | 0.0° 右方 |
0.7° 左方 |
第5頸椎 | 2.0cm 右方 |
0.9cm 右方 |
足首 | 0.2cm 左方 |
0.1cm 右方 |
◎ 来院時の状況
2011年3月来院。主訴は首・肩こり、頭痛。ペインスケール(PS)は「8」。就職後パソコン作業を始めてからずっと続おり、薬やシップなど対症療法で痛みを軽減させてきた。また、3ヶ月前から左股関節痛、左膝痛を発症。PSはそれぞれ「3」「2」。整形外科でレントゲン検査を受けたが異常なしとの診断を受けた。
下肢の痛みが発症する以前は月に一度バスケットをしていたので、痛みや不快感を解消しまた運動を再開したいとのことで来院された。
◎ カイロプラクティック検査
・整形外科テスト
可動域検査
頚椎 屈曲28°(+) 伸展28°(+)
回旋右38°(+) 回旋58左°(+)
側屈右30°(+)
腰椎 屈曲70°(+) 伸展20°(+)
側屈右20°(+) 側屈左20°(+)
梨状筋テスト左(+)
外転ストレステスト左(+)
膝蓋骨圧迫テスト左(+)
・姿勢分析画像テスト(右頁、以下「CPテスト」)
・触診
AX-PL C3-PR T4-PL T6-PR T8-PRS L2-PR L4-PL
◎ カイロプラクティック的診断
整形外科テストと可動域検査において制限が大きく、触診でも問題箇所が見うけられたためCPテストの中心に分析した。
側面では、頭部が突出(身体の鉛直線からの角度が理想値は0°に対し「18.5°の前傾」が認められた)しており、頭部の有効重量が+4.1kgと負荷が大きい(A-1)。これは、パソコン作業における不良姿勢(モニタに集中するあまり頭部が前傾しキーボードやマウス操作のために肩が内旋)を10年近く続けてきたため、筋バランスが崩れ、脊柱まで歪みが蓄積してしまった結果であると考えられる。
前面では、右肩降下、骨盤左降下、左膝降下、左足外旋(B-1)、後面では、左肩下降、骨盤左降下、右膝降下が認められ、体幹のねじれが確認できる(C-1)。
骨盤左が下降、下肢左が外旋し、重心が左に移動していることから、左股関節、左膝の負荷が増大し、トラブルが起きやすい姿勢と考えられる。
左膝靭帯の不安定性や、膝蓋骨深尺の疼痛または膝蓋骨大腿関節炎、膝蓋骨表尺の疼痛は膝蓋前渇液包炎が疑われる。
◎ 施術計画
・目的
頸椎と腰椎のサブラクセーションをアジャストメントにより解消し、正常な生理弯曲を回復。頭部突出、骨盤の歪みによる姿勢バランスの崩れと、体幹全体のねじれを解消することで、左下肢の負担を軽減させ、神経圧迫を取り除いていく。
・施術頻度
週に2回程度の施術を4週間(計8回)継続し、再度カイロプラクティック検査を実施。検査結果に改善が確認できたので、施術頻度を週に1回程度を10週間(計10回)継続し、CPテストを行った。
◎ 結果と現況
左股関節痛は1回の施術で痛みがなくなり本人も喜んでいる様子でした。左膝痛は痛みが軽減され現在は違和感が残る状態。首・肩こり、頭痛は施術回数を重ねるごとに良くなっており、PSは「8」から「2」まで軽減した。
初診時に観察された姿勢の悪化も明らかに改善された。
2011年7月現在は2週に1回程度のペースで通院を継続中。身体の状態に合わせ筋力アップやストレッチを織り交ぜた姿勢バランスを改善するエクササイズを開始し、歪みにくい身体づくりを始めている。
◎ 対象者コメント
「来院時は毎日首や肩のこり、頭痛で悩まされていましたが、今は以前に比べると、とても楽になりました。この夏は1週間海外旅行に行ってきます!」とうれしそうに話してくれた笑顔が印象的でした。